【2023年最新】小学生におすすめの英語ドリル17選|英単語から英検対策まで

2021年3月23日

 

小学生の子供を持つ保護者の中には、子供にどの英語ドリルを買い与えたらいいのか迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

この記事を書いている私自身も、自分の子供の英語ドリル選びに散々迷った経験があります。

 

わが子の英語学習歴はすでに6年目へ突入し、学習効果を実感することも増えたため、これから英語学習に取り組む子供を持つ保護者の方向けに小学生のおすすめの英語ドリルをまとめました。

 

この記事を最後まで読むだけで、小学生の子供に最適な英語ドリルを選んであげれらるようになります

 

ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。

 

小学生向け英語ドリルの選び方

 

小学生向けの英語ドリルはたくさん出版されていますが、取り組むべき英語ドリルは子供の英語学習歴や現在の英語力などによって異なります。

 

どのように英語ドリルを選べばいいのか、3パターンに分けてご紹介します。

 

1. 学年で選ぶ

 

小学校高学年においてはすでに英語が必修科目として導入されているため、学年別の市販の英語ドリルが販売されています。

 

小学校以外での英語学習経験がほとんどない子供の場合や、小学校の授業内容と同等のレベルの英語学習をしたい場合は、学校で使用している英語の教科書に準拠した教材がおすすめです。

 

英語学習が未経験の子供でも取り組みやすいレベルのため、子供に英語を教える自信がない親御さんでも安心です。

 

2. 英語レベルで選ぶ

 

これから英語の勉強を始める初心者の子供の場合は、英語力の土台となる基礎的な内容を取り扱った小学生向けの英語ドリルがおすすめです。

 

英語初心者におすすめ
・アルファベット
・ローマ字
・フォニックス
・英単語
・日常会話フレーズ
・リスニングなど

 

一方で、学校外での英語学習経験がある子供の場合は、小学校の英語の授業で学習する英語の内容は簡単に感じることもあると思います。

 

子供の現在の英語力に合わせ少し難易度の高い内容の英語ドリルを選んだり、集中的に伸ばしたいスキルに合った内容の英語ドリルを選ぶようにしましょう。

 

英語学習経験がある子供におすすめ
・英単語
・日常会話フレーズ
・リスニング
・英文法
・ライティング(文)
・英検対策など

 

3. 目的で選ぶ

 

英語を学習する目的が具体的に定まっている場合は、目的を達成することにフォーカスを当てた小学生向けの英語ドリルに取り組みましょう

 

英語を学習する目的とは、下記のようなものです。

 

・小学生のうちに英検に合格したい
・英語を話せるようになりたい
・英語を聞き取れるようになりたいなど

 

例えば、小学生のうちに英検に合格することを目標としているなら、小学生向けに作成された英検対策用の英語ドリルがおすすめです。

 

英検5級の出題範囲は、小学校の英語の授業で学習する英単語や英会話フレーズも含まれているため、英検の勉強をすることは小学校の英語の授業の予習・復習としても効果的です。

 

小学生向けの英検の勉強法を詳しく知りたい方は、小学生が英検に1発合格できる勉強法|英検3〜5級対応をご覧ください。

 

NG!やってはいけない選び方

 

子供に人気のあるキャラクターや、小学生向けのアパレルブランドとコラボをした英語ドリルなども販売されています。

 

英語になかなか興味を持たない子供にはビジュアルで興味を持たせることも有効かもしれませんが、しっかりと学習効果を実感するためには、やはりできる限り教材の内容で判断したいものです。

 

上記の3つのポイントを参考に、子供にピッタリの1冊を買ってあげましょう。

 

 

【学年別】小学生におすすめの英語ドリル

 

小学生がひとりで学習できる学年別のおすすめ英語ドリルをご紹介します。

 

低学年(1年生・2年生)向け

 

<ドラえもんはじめての英語ドリル アルファベット・フォニックス・ローマ字>

今も変わらず子供に愛され続けている大人気キャラクター・ドラえもんの英語ドリルです。本格的に英語の勉強を始める前に知っておきたいアルファベットの書き方や簡単な英単語など、基本的な内容を勉強することができる1冊です。

 

<小学英語 はじめての英単語>

1回分がたったの5分で終わるように構成されているため、集中力が続かない子供や勉強に苦手意識を持っている子供におすすめです。毎日5分間だけ集中して英単語の勉強を続けることで、語彙力だけでなく集中力も身につけることができます

 

<1日5分で身につく!小学生の英語>

小学生のうちに覚えておきたい基本的な英単語と簡単な英文を覚えることができる1冊です。英検5級に対応しているため、ゆくゆく英検の受験を考えている場合にもおすすめです。

各ページに掲載されているQRコードを読み込むと、正しい英語の発音やリスニング問題を聞くことができます。インプットとアウトプットを並行しながら、英語力をバランスよく高めることができるでしょう。

1日5分の学習量で小学英語を身につけるというコンセプトの本のため、習い事や塾で忙しい子供はもちろんのこと、ひとりで机に向かって勉強することが苦手な子供にもおすすめです。

 

中学年(3年生・4年生)向け

 

<やさしくまるごと小学英語>

これ1冊で小学校で習う英語のすべてがカバーできる英語ドリルです。アルファベットの勉強から始まるため、英語学習未経験の子供でも取り組むことができます。動画レッスンが収録されているDVDや、単語まるごと練習ノートが付属します。

 

<小学教科書ワーク 英語 3年・4年>

小学校での英語活動の内容に対応した英語ドリルです。英単語や簡単な短い英文を書く練習や、スマホやPCで聞ける英語音声を活用したリスニング練習などができます。まとめのテストもあるため、子供の理解度を定期期に確認することができます。

 

<イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック>

中学校から本格的に勉強が始まる英文法を、小学生でもイラストで感覚的に理解できる英語ドリルです。インプットだけでなく英単語を並べ替えて正しい文章を作るアウトプット問題などもしっかりと含まれているため、中学英語の先取りにもおすすめです。

 

<小学英語 レッスンワーク 英語がぐんぐん得意になる!>

アルファベットやフォニックス、英単語といった小学英語の基本はもちろんのこと、これ1冊で簡単な英作文までできるように道いてくれる英語ドリルです。

アルファベットをしっかりと書けるように繰り返し練習するため、小学校低学年の子供でも英単語や英作文のライティングに問題なく取り組むことができるでしょう。

英作文は自分自身のことについても簡単な文章で書けるように練習するため、小学校の外国語活動や英語の授業の予習としても役立ちます。

 

<ポピーキッズEnglish>

 

小学校低学年から中学年までの子供におすすめなのが、小学校4年生までの英語をフルカバーできるタッチペン付きの「ポピーキッズEnglish」です。

小学校の英語活動は、読み書きではなく、聞いたり話したりするアクティビティをメインとした教育を実施しているため、英語をインプットすることに多くの時間を費やしましょう。タッチペンがあればいつでも気軽に本物の英語の音を聞くことができます。

詳細は、ポピー Kids English公式サイトでご確認いただけます。

 

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高学年(5年生・6年生)向け

 

<小学校5年生の英語が1冊でしっかりわかる本>

スタディサプリの人気講師でもあり、数多くの英語関連書籍を出版されている関正生さんの著書です。小学5年生が学校の教科書で学習する英語の内容にプラスして、基本的な英文法の基礎についてもカバーしている1冊です。

書籍購入者は英単語のPDFをダウンロードできる特典がついているため、語彙力の強化にも役立ちます。

 

<小学校6年生の英語が1冊でしっかりわかる本>

上記の英語ドリルと同シリーズの1冊です。小学6年生を対象とした内容となっています。

 

<小学総合的研究 わかる英語>

小学校3〜6年を対象とした書籍で、アルファベット・英単語・英文法をこれ1冊でバッチリ学習することができます。

小学英語を取り扱った他のドリルとの大きな違いは、中1、中2レベル程度の英文法の説明が、小学生向けにわかりやすくシンプルに記載されていることです。

小学英語をしっかりとカバーしながら、無理のない範囲で中学英語の先取りをしたい場合におすすめです。

 

<いっきに極める小学英語>

くもんの市販ドリル「いっきに極める」シリーズの小学英語版です。Be動詞・一般動詞を取り扱ったシリーズ1と、過去形・Canなどを扱ったシリーズ2が販売されています。

それぞれの内容は中1・中2レベル相当の英文法に該当するため、簡単な英語の文を組み立てられるようになることを目標とする場合や、中学英語の先取りにもおすすめです。

 

【目的別】小学生におすすめの英語ドリル

 

ここでは、目標を持って英語を学習する子供におすすめの英語ドリルをご紹介します。

 

英単語を学べる英語ドリル

 

<小学生のためのおぼえる英単語・熟語1000>

中学校進学へ向けてどんどん語彙を増やすために、まずは基本的な英単語をしっかりと習得しましょう。

英語学習経験が浅い子供の場合、英単語の読み方がわからずに苦戦することがありますが、この『小学生のためのおぼえる英単語・熟語1000』にはカタカナで英語の発音が記載されています

カタカナで英語の発音を覚えるといかにも日本語っぽい英語の発音になってしまうのではないかと心配になる親御さんもいるかもしれませんが、最初の1冊目くらいは子供が抵抗なく取り組める英語ドリルを与えてあげることを優先してください。

英語の音声をダウンロードやストリーミングで聞けるため、正確な発音の習得にも役立ちます。

 

英会話フレーズを学べる英語ドリル

 

<小学生のための英語練習帳4 会話の場面・表現>

日常会話で使用する基本的な英会話フレーズを英語ドリルで学習するには、こちらの『小学生のための英語練習帳4 会話の場面・表現』がおすすめです。

テーマごとにシリーズとして販売されているため、英語練習帳4となっていますが、1〜3を終える前に4から取り組むことができます。

この1冊に取り組むだけで13シーン・80通りの英語フレーズを習得することができます。

小学生の子供向けの英会話フレーズが収録されているため、覚えたフレーズを小学校の英語の授業で活用すれば着実に英語力を身につけていけるでしょう。

単なる英会話フレーズ集ではなく、書き込み式のドリルページもあるため、英会話フレーズを学習しながら読む・聞く・話す・書くという英語の4技能を総合的に勉強できる英語ドリルです。

ご家庭で英会話フレーズを教える自信がない場合や、正確な発音やスピーキング力も同時に覚えたい場合には、週1回〜始められる子供オンライン英会話を活用するのも一つの選択肢です。

 

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英文法を学べる英語ドリル

 

<「意味順」だからできる!小学生のための英文法ドリル>

はじめて英文法を学習する小学生でも感覚的に語順を覚えることができる英文法ドリルです。 語順の感覚を身につけるために、下記の項目に該当するボックスに英単語を当てはめるだけで簡単に英作文ができるようになります。

「誰が」 「する(です)」 「誰・何」 「どこ」 「いつ」

例えば、次のように取り組みます。

「誰が」の項目のボックスに「I(私は)」を書き込む。 「する(です)」の項目のボックスに「study(勉強する)」を書き込む。 「誰・何」の項目のボックスに「English(英語を)」を書き込む。 「どこ」の項目のボックスに「at school(学校で)」を書き込む。 「いつ」の項目のボックスに「every day(毎日)」を書き込む。

※実際のテキストでは横に並べて記載する配置になっています。

これらを繋げると、I study English at school every day. という英語の文章が完成します。

英文法のルールを理解していなくても英作文ができるため、この英語ドリルで繰り返し勉強するうちに語順ルールを感覚的に身につけることができます。

テキストの漢字にはふりがなが振ってあるため、まだ読めない漢字が多い子供でも1人で読み進めることができるでしょう。

be動詞マスター編、一般動詞マスター編、疑問詞マスター編の計3冊が販売されています。

 

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リスニングを学べる英語ドリル

 

<オックスフォード リーディングツリー>

英語ドリルの紹介からはやや脱線してしまいますが、小学生の子供のリスニング力を鍛えたいならCD付きの英語ドリルよりも子供向けの英語の絵本を活用する方法がおすすめです。

幼児向けの英語教育でも取り入れられることの多いオックスフォードのリーディングツリーは、薄い冊子状のCD付き絵本のため、読書や英語が苦手な小学生にも最適です。

CDの英語の音声を聴きながら絵本を読み、理解が深まったあとに音読練習へと発展させることでリスニング力を向上させることができます。

オックスフォードのリーディングツリーは、イギリスの小学校で国語のテキストとして活用されるほど信頼度の高い教材です。

 

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ライティングを学べる英語ドリル

 

<えいごで答える 小学生のQ&A日記ドリル>

ある程度の英語学習経験があり、発展的な学習を望んでいる場合にはライティング力を向上できるアウトプット型の英語ドリルがおすすめです。

小学生向けの英語ドリルの多くは知識をインプットするためのものですが、基本的な英語力がすでに身についている子供は、英語で短い日記を書くことで使える表現をさらに増やしていきましょう。

『えいごで答える 小学生のQ&A日記ドリル』に掲載されている質問事項に沿って英語で答えていくだけで、自分でテーマを考えることなくオリジナルの文章を英語で書くことができます。

この日記ドリルに取り組み続けると、子供自身の興味や実生活に関連する英文がいくつもうまれるため、本当に使える英語力が身につきます

これこそが、英会話フレーズを丸暗記する学習法との違いであり、大きなメリットです。

 

英検対策ができる英語ドリル

 

<小学生のためのはじめての英検>

学研プラスから出版されている『小学生のためのはじめての英検』シリーズは、むずかしい文法の解説を省いて作られていることが特徴です。

小学生向けの英検対策教材は複数出版されていますが、小学生向けとはいえ文法の解説に重点を置いている教材も見受けられます。

小学英語と中学英語の大きな違いは、文法用語を用いた英文法学習の有無です。

文部科学省のWebサイトでは、小学英語の学習目安について以下のように記載しています。

外国語学習においては,語彙や文法等の個別の知識がどれだけ身に付いたかに主眼が置かれるのではなく,児童生徒の学びの過程全体を通じて,知識・ 技能が,実際のコミュニケーションにおいて活用され,思考・判断・表現することを繰り返すことを通じて獲得され,学習内容の理解が深まるなど,資質・能力が相互に関係し合いながら育成されることが必要である。 (引用元:【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説

やや分かりづらい解説ですが、ここでもっとも注目すべきところは「語彙や文法等の個別の知識がどれだけ身に付いたかに主眼が置かれるのではなく」という部分です。

分かりやすく言い換えるなら、小学校の英語の授業では、語彙力や英文法の知識の習得を第一の目標にはしないということです。

(※小学生の英文法学習について詳しく知りたい方は、英語の文法の勉強は小学生も必要?英文法の必要性・教え方・教材をご覧ください)

つまり、小学校での英語科目の必修化が導入された現在においても、本格的な英文法の学習は中学校から開始されることに変わりはないのです。

(※小学生が英検に合格するために必要なことは、小学生が英検に1発合格できる勉強法|英検3〜5級対応にまとめましたので参考にしてください。)

小学生のうちに焦ってむずかしい英文法の知識を頭に詰め込む必要はありません。

この『小学生のためのはじめての英検』シリーズなら、英文法の知識を詰め込むことなく英検合格に必要な英単語やフレーズを習得することができます。

現在は英検3・4・5級に対応しています。

英検に合格することを目的として英語ドリルをお探しの場合は、教材費無料で利用できる子供オンライン英会話の英検対策コースもおすすめです。

英検対策コースがある子供オンライン英会話は、英検対策ができる小学生向けオンライン英会話7選にまとめました。ぜひ参考にしてください。

 

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【番外編】勉強が苦手な小学生には英語漫画がおすすめ

 

いくら親が子供のためを思って英語ドリルを買い与えても、肝心の本人がやる気を見いだせない状態では元も子もありません。

そのような子供には、いかにもお勉強という圧迫感を与えてしまう英語ドリルではなく、英語の漫画を買い与えて様子をみることもひとつの手段です。

勉強に苦手意識のある子供には、勉強と感じさせない方法で楽しく英語に触れられる工夫をしてあげましょう。

 

<小学生おもしろ学習シリーズ まんが 10歳までに覚えて差がつく英語>

学習漫画の最大のメリットは、本を読むのが苦手な子供でもすらすらと楽しく読み進めながら知識を吸収できることです。

この英語漫画は、10歳以下の子供でも理解できるように構成されているため、中・高学年だけでなく低学年の子供にもおすすめです。

日本の小学校に転校してきた外国人の子供とのやりとりを中心にストーリーが進むため、小学校の外国語活動で使用する簡単な英単語や英会話フレーズなどを学習できるだけでなく、異文化を知るきっかけにもなるでしょう。

単行本版にはCDがついているため、子供が英語漫画で英語に興味を示したら発展的な学習のために活用することができます。

 

小学生におすすめの英語ドリルは「今のレベルに適した1冊」

 

今回の記事では、小学生におすすめの英語ドリルについてご紹介しました。

 

書店やECサイトではたくさんの小学生向け英語ドリルが販売されているため、それらの中から最適な1冊を見極めて選ぶことが大切です。

 

どの英語ドリルに取り組んでも決してムダになることはありませんが、効率よく学習して中学英語へと繋げていくためには、現在の英語力や学年を考慮することもポイントです。

 

最後になりましたが、英語学習をずっと継続し続けている私の子供の英語力については下記の記事をご覧ください。

私の子供が英語の文字を読めるようになった理由