子供オンライン英会話の講師「フィリピン人で大丈夫なの?」と思ったら読んでください
人件費を低コストに抑えられるフィリピン人を講師として迎えているオンライン英会話や語学学校は数多く存在します。
格安留学を売りにしたフィリピン留学や、1レッスンあたり100円代で受講できるオンライン英会話など、次から次へと新しいサービスが登場し続けています。
フィリピン人の講師を選択する最大の魅力は、安い価格です。
安さでフィリピン人講師による英語教育サービスを受けることを選択した人の中には、「フィリピン人の講師で本当に英語力が向上するのか心配」などと思っている人もいるかもしれません。
この記事では、そのような不安を吹き飛ばすために、フィリピン人の英語力についてさまざまな角度から調べてみました。ぜひ参考にしてください。
フィリピン人の英語力は本当に高いのか
フィリピン人の英語力は実際にどれくらいのレベルなのでしょうか?
それを知るために、フィリピンという国と英語の関係性について触れたいと思います。
フィリピン人は英語のネイティブではない
フィリピン人は英語のネイティブではありません。
ネイティブとは、母語を話す人のことです。
Wikipediaには、母語について下記のように記載されています。
母語(ぼご)とは、人間が幼少期から自然に習得する言語。
引用元:Wikipedia
特殊なケースを除き、日本で生まれ育った日本人は日本語のネイティブですが、どんなに英語を勉強して喋れるようになったとしても英語のネイティブにはなれません。
アメリカやイギリスなど、英語を母語として習得した人たちだけが英語のネイティブです。
そのため、どんなに英語を勉強したフィリピン人でも、英語のネイティブにはなれませんが、英語のネイティブのようにキレイな発音で話すフィリピン人はたくさんいます。
フィリピンで話されている言語
フィリピンで話されている言語は、地域によってさまざまで、外務省のデータによると80前後の言語が存在するようです。
国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。
(引用元:外務省「フィリピン共和国基礎データ」)
フィリピン人は、各地で話されているフィリピンの言語のネイティブであり、英語のネイティブではありません。
しかし、上記の外務省のデータに記載があるとおり、英語はフィリピンの公用語のひとつとされています。
英語はフィリピンの公用語のひとつ
公用語(こうようご)とは、国、州など、ある集団・共同体内の公の場において用いることを公式に規定した言語を指す。
(引用元:Wikipedia)
日本国内では日本語しか話されないため、あまりイメージがわかないかもしれませんが、フィリピンでは英語が当たり前に使用されています。
フィリピンの街中の看板などでは、フィリピンの言語よりも英語表記を多く目にします。
スーパーで販売されている商品のパッケージも英語表記が多く、フィリピンの言語を理解できない外国人が訪れても英語さえ理解できれば困ることはありません。
フィリピンの子供は英語で公教育を受けている
英語が公用語のひとつであるフィリピンでは、小学校のうちから英語による公教育を実施しています。
日本の小学校のように、週に数時間、英語科の授業を行うというような取り組みではなく、算数や理科、社会など、フィリピンの言語(タガログ語など)を除くほぼすべての科目の授業を英語で実施しています。
このような教育環境が整備されているため、フィリピン人は高い英語力を身につけているのです。
海外へ出稼ぎに行くフィリピン人が経済を支えている
フィリピンでは多くの人々が海外で就職し、フィリピン国内に残る家族のために給料の一部を海外からフィリピンへ送金しています。
海外からの送金額は、フィリピンのGDPの約1割ほどであるため、海外就職を果たしたフィリピン人は国外にいながらも自国の経済を支える重要な役割を担っています。
フィリピン政府は、GDPの約1割に相当する金額をフィリピン国内に送金する在外フィリピン人を手厚く保護している。
(引用元:JETRO)
フィリピンの徹底した英語教育は、フィリピン国内の経済の基盤になっていると言っても過言ではありません。
フィリピンは世界第○位の英語力|日本は何位?
世界最大の英語能力指数をランキング形式で公表しているEF Education Firstを参考にすると、フィリピンの英語力は世界100カ国中で第27位、アジアではシンガポールに次いで第2位にランクインしています。
ちなみに日本のランキングはというと、世界ランキングでは第55位、アジアでは9位にランクインしています。
この調査では順位の他に、下記の5段階評価で英語能力を判定しています。
・非常に高い
・高い
・標準的
・低い
・非常に低い
この5段階評価では、フィリピンの英語能力は「高い」、日本は「低い」と評価されました。
日本の教育水準は決して低くはないものの、英語教育に限定すると世界に遅れをとっている状態と言えそうです。
人気英語系YouTuberも絶賛するフィリピン人の英語力
各国の英語の発音の違いをテーマにしたコントなどで人気を集めるYouTuberだいじろーさんは、高い英語力を武器にオンライン上でさまざまな取り組みをされています。
YouTuberとしての活動だけでなく、英語の発音に特化したオンラインレッスンも実施していて、サッカー選手の本田圭佑さんの英語の発音指導も担当しているそうです。
複数カ国での留学経験や海外在住経験を持つだいじろーさんは、動画内でフィリピン旅行時に実感したフィリピン人の英語力について力説しています。
個人的に、この動画はぜひ多くの方に観ていただきたいです!
だいじろーさんは、TOEIC900点以上のスコアを所持している英語の発音コーチです。
そのようなスペックのだいじろーさんがフィリピン人の英語力を絶賛されていることからも、フィリピン人の英語レベルの高さは本物であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
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